凱旋門賞

フランスの10月は本当にイベントが盛りだくさん。

10月の第一日曜日にはパリのロンシャン競馬場でLe Prix de l’Arc de Triompheが開催されました。日本でももちろん有名なフランスのG1レース凱旋門賞は、3本の指に入る由緒正しい歴史を持ったレースで、その年のヨーロッパ各地の活躍馬が一堂に会する競走馬のヨーロッパチャンピオン決定戦です。今年は去年に引き続いての挑戦オルフェーヴルと初参戦のキズナ、日本の競争馬2頭が出場するとあってパリでもずいぶん盛り上がっていたそうです。

競馬自体にはあまり興味のない私も、このレースだけは実は行ってみたいと思っていたイベントの一つでした。ただし、私が観たかったのはレースではなく、その競馬場とレースに来る人々。

パリの西・ブーローニュの森にあるロンシャン競馬場は、「世界で一番美しい競馬場」と呼ばれており、広大な森の中に佇む競馬場はなんとも言えない趣がありそう。

そして見逃してはいけないのはレースを観戦に来る人々。もちろん普通の格好の人もいますが、ドレスアップをして競馬を観戦する優雅で華やかな紳士淑女たちがいるのです。その昔、フランスを含むヨーロッパでは競馬は貴族の遊びでした。その歴史の流れを汲んでということなのか、シャンパンを片手にオッズを確認するマダムや、葉巻をくわえてレースを見守るムシュー、なんて姿がそこかしこで見ることができるそうです。競馬場は一種の社交場であった、ということなのでしょうね。

凱旋門賞はとても粋なシステムがあります。それは、「帽子を着用した女性は入場料無料」というシステム。ヨーロッパの服飾文化において、帽子は自らのファッションセンスを表現するとても重要なアイテムのようで、それを汲んでのシステムなようです。この日のために帽子をあつらえるマダムもいらっしゃるとか。オシャレをして競馬、はもうこれで一つの立派なイベントだと思います。

 

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内馬場ゴール前には特設のテント村が建てられており、そこは特別席になっています。

きちんとテーブルセッティングがされており、しっかりとコースランチをいただくことができるんだそうです。

そこで料理を楽しみつつ、レースが始まるとゴール前、約30メートル位のところで柵にもたれて観戦。なんとも贅沢な席ですね。

 

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パリの友人の話によると、凱旋門賞は御良家の子女たちの「お見合い」の場にもなっているそうで、「社交の場」と言った雰囲気に今でもなっているそうです。また各デザイナーも、この日の来賓者に衣装を提供する事でパブリシティーにするという映画で言う「カンヌ映画祭」のような位置付けも凱旋門賞にはあるそうです。

このように、イベント一つを取ってもある意味「別世界」を垣間見ることのできるフランス。日本でもこんな競馬イベントが開催されたとしたら、今よりももっと女性が集まるかもしれませんし、これまでとは違った社交場になりえるかもしれません。

秋も本番を迎え、私自身もフランスのイベントのことをご紹介することが楽しくなってきた今日この頃です。

皆様は、「これは!」というくらいのイベントをご存知でしょうか。我こそはという方、是非レクチャーしにパフュームにもお越しくださいませ。

サービススタッフ 萩原 瑛世