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  • 2013.9.12

    食卓をリッチな雰囲気にしてくれるセルヴィエット(テーブルナプキン)の役割

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    テーブルナプキンは使い捨ての物では紙や不織布の物もありますが、店のコンセプトや店の格式によってテーブルナプキンの種類は様々です。

    使い捨てではないテーブルナプキンは店オリジナルのナプキンでロゴが入っていたり、折り方も店独自の遊び心が入った折り方で見てて楽しいものです。
    写真は例として6種のテーブルナプキンを折ってみました。

    さてさて本題!!
    食事のマナーは案外知っている人が多いと思いますが、細部になると以外と知っていないものです。そこで今回はテーブルナプキンの使い方について記します。

    *ナプキンの利用目的は2つ
    1、食事中に衣服を汚さないため  2、口元や指先の汚れを拭くためです。

    *ナプキンを膝の上に置くタイミング
    1、オーダーが済んだあと又は食前酒や前菜が運ばれる前に  2、多人数の場合は主席が広げてから又は全員が着席したあとに置きましょう。

    *広げ方
    1、少しずらして二つ折又は三角や広げても大丈夫です。
    2、輪になった方を手前にして膝の上に置きましょう。

    *拭き方
    1、折った方の内側で拭きます。
    2、口紅の油膜やお肉の脂分はワインの液面に幕をはってしまい風味を落としてしまうので口紅等はなるべく控えるか、落ちないもの又は事前に拭き取っておきたいものです。

    *途中退席のナプキンの扱い方
    途中にトイレ等や中座する場合はナプキンの真ん中を持ち三角形にして椅子の上に置きます。「まだ食事が続いていますよ」の合図になります。

    ~フランス料理では食事中の途中退席はマナー違反となリます デザート後のお茶の時間でしたら大丈夫です~

    *食事終了時のナプキンの扱い方
    食事が終わったあとのナプキンは決して畳んではいけません。 ナプキンを畳むというのは「料理が美味しくない」と言う意味です。

    ~畳むのを忘れるくらい料理が美味しいという意味として適当に置くのがマナーです~
    きれいに畳まなければ問題ないのでデザート皿の右側上方に普通に置いてください。

    ん~~~~~ん 素晴らしい!! マナーを知っている方ってエレガントで格好イイですよね!!
    当レストランでも近々にマナー教室を開催予定ですのでよろしくお願いいたします。

    一級レストランサービス技能士  高木 康彦

  • 2013.9.4

    Connaissez-vous Bento?~Bentoって知ってる?~

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    皆様は「お弁当」と聞くと、どんな画(え)をイメージされるでしょうか?上の写真は、フランスの古いお弁当箱。はっきり言って手桶くらいのサイズがあり、かなり大きいです。日本でいつたら重箱の代わりみたいなものでしょうか。一人分のお昼のためというよりは、ピクニックなどの人が集まる際に食物を単純に持ち運ぶためのもの、といった感じです。

    英語に「Lunch Box」という言葉があるように、フランス語にも「Casse-Croute」という言葉が存在します。どちらのものも、サンドウィッチや果物といったシンプルなものをあくまで「携帯」する「軽い食事」という意味が強いです。

    それに対し、「Bento」はそのものずばり、日本語の「弁当」からきています。弁当は、小さな箱のなかに季節感や山海の食材を異なる味付けで、バランスよく、彩りあざやかに詰めた日本独特の文化です。近年、この弁当文化がフランスをはじめとする海外の国々で評価され、いくつかの国では「Bento」という単語が辞書にそのまま載っているほどにまで「Bento」という言葉が定着しました。辞書に載っている説明は、おおむね、「日本語由来;2000年頃から普及 ◇ 日本語ではベントウ ◇ 携帯用の食事、仕切りのついた密閉容器に入れる、昼の休憩(日本の生活習慣)時に食べるため;この容器は自分の食事を持ち運びするためのもの」という説明書きになっています。これだけならば、「Casse-Croute」と「Bento」の差なんてないじゃないかと思ってしまいますが、違います。「仕切りの付いた密閉容器に入れる」これがBentoの特徴なのだ!といっても過言ではありません。

    日本の「弁当」はおしゃれでヘルシー。書店には弁当のレシピ本が並び、フランスでも特に日本料理への関心が高いパリでは、ここ3年ほど、さまざまなスタイルの「Bento」屋さんができ、かなりの人気です。また、「Bento」箱もインターネットなどで簡単に手に入るようになったため、フランス人の手づくり「Bento」を見る機会が私にも何回かありました。現在では日本と同じように、日々の手作り弁当をブログにアップするフランス人が多いそうです。

    そもそもフランス人は本来、時間をかけ、楽しみながら食事を摂るのが大好きな国民性を持っていました。昼食もビストロやレストラン、自宅へ戻ってゆっくりと食事を摂ることが多かったのです。しかし、リーマンショック以降、そのフランス人ですら不況により昼休みが激減。その結果、手っ取り早く食べられるサンドウィッチや惣菜を買い、オフィスや公園で食べる人が増えていったのです。そういった流れの先に、この「Bento」ブームがあります。

    簡素になってしまった食事をポジティブにしようとした時、日本式の弁当や弁当箱が目とまったのではないでしょうか。このフランス人のどこまでもポジティブなところは私たち日本人もちょっぴり取り入れてみてもよいのかもしれません。

    忘れてならないのは、食事はとにかく「楽しむ」もの。弁当でも外食でも、おにぎり1個でも、「楽しむ」ことができればそれが一番の調味料になってくれるはずです。

    パフュームに「Bento」はありませんが、口に運んだ瞬間「楽しむ」ことのできる美味しいお食事をご用意しています。今日の食事に迷ったら、その時は、楽しく美味しいお食事を用意してスタッフ一同お待ちしております!!

    サービススタッフ 萩原 瑛世

     

     

     

     


  • ジビエの季節

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    炎暑と言われた今年の夏もようやく過ぎ去り、日に日に涼しくなってきた今日この頃

    皆様いかがお過ごしでしょうか?暑い中あまりフレンチで食事といった選択はされなかった皆様も

    秋からはフレンチが本番を迎えます。食欲の秋ですから美味しい食材が巷にあふれ食卓を賑わす事でしょう。

    当店レストランパフュームも秋の食材を豊富にご用意しておりますが、本日はレストランならではの秋冬の味覚

    ジビエをご紹介します。ジビエとは狩猟によって食材として捕獲された野生の鳥獣のことです。

    山野を駆け巡り大空を舞う天然の肉は脂肪が少なく引き締まり栄養価も高いまさに森からの贈り物です。

    力強く生命力に溢れた秋冬限定のごちそうです。

    余りなじみの無い方も、この機会にぜひお試しください。

    パフュームでは9月よりPigeon Ramier(山鳩)始めました。滋味深いジビエ料理をご堪能ください。

    お待ちしております。

  • 2013.8.21

    Où a fait l’allant des vacances? ~バカンスはどこに行ったの?~

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    前後にずらした方も、カレンダー通りの方も、そろそろ皆様お休み明けを迎えられた頃かと思います。

    パフュームのスタッフも12日から15日までの4日間夏休みをいただき、それぞれ思い思いの夏休みを過ごしました。船で海に出て夏を満喫する人、家でのんびり過ごす人、都内だけれど、いろいろなところに出かけた人、弾丸旅行だけれどなんとか海外旅行に行った人。いずれにせよ、各々がよい夏休みを過ごさせていただきました。

    フランスのバカンスについては少しだけご紹介したと思いますが、今回は行き先のお話。

    フランスは現在不景気で、年々少しずつ長期バカンスに旅立つ人は減少傾向にあるようです。そのため、割高な海外は避けて国内、しかも身近な場所でバカンスを過ごした人が多かったのだそうです。

    バカンスの主な過ごし方としては、
    1.海外のバカンス村(モルジブ、セイシェル、グワラループなどの海外フランス領土、アジア、アフリカのリゾート地などなど)
    2.国内のバカンス村(地中海クラブは日本人にもお馴染みです。いろんなバカンス村があります)
    3.国内でアパート、貸し別荘を個人間で賃貸
    4.国内のキャンプ場

    だそうで、中でも3を用いてバカンスする人が私の周りのフランス人には多く感じられました。

    いずれも滞在期間は最短1週間。大体2週間が平均でなかには3-4週間のバカンスを取る人もいます。いずれにしても年間で5週間の休暇をとるというのが法律のフランスでは、夏のバカンスに1週間以内はありえないということですね。

    1.2のバカンス村はホテル内での宿泊、食事付き、あるいは食事はなしで、バカンス村内のキッチンのある貸し別荘に滞在をいう2パターンがあります。
    どちらの場合も、子どもクラブ、アクティビティが込みになっていて、子どもは生後3ヶ月くらいからバカンス村内の託児所に無料で預けられてようになっています。
    つまり、大人は子どもの相手に時間を費やすことなく、自由に楽しめるというのがシステムの基本です。

    バカンス村内にはプールを始め、テニスなどのスポーツ施設があり、施設外のダイビングツアー、観光ツアー、ヨット、カヌー、ジェットスキーなどの無料、有料ツアーが毎日組まれていて、自由に参加できるようになっています。
    施設内でも毎日、ダンス、アクアビクス、水彩画、マッサージ、アーチェリー、バレーボール、カラオケ、ディスコ、などなど、滞在客が飽きないように朝の9時から、夜中まで、いろいろなアクティビティが用意されています。

    3.は多くの場合、インターネットでの個人間の賃貸です。海近くのアパートの賃貸料は2部屋のアパートで週500-800ユーロくらいになるでしょうか?週単位の賃貸で、3週間目は割引になることが多いです。
    カバン一つで暮らせるように家具つきのアパートになっています。

    4.は郊外の大きなキャンプ場にプールや子どもの遊び場が設備されていて、そこに自分でテントをはるか、キャンピングカーで乗りつけるか、あるいはモビホームと呼ばれる、簡易住居を借りるかになります。
    シャワーやトイレが共用だったり、「個人」の部分は少なくなりますが、その分、周りの人と仲良くなる機会が一杯あるのでは?と思います。
    金額的にはかなりお手頃ですが、台風や雷雨に当たるとトホホ状態になることも少なくありません。
    システム的には2のバカンス村のお手軽版といった感じです。

    1から4のどれを選択しても、もちろんさまざまな不便やトラブルがつきものなのもフランスですが、フランス人ははよくも悪くも、とにかく“バカンス至上主義”。そのため、バカンスのせいで起こる多少の不便に対しても、寛容な印象があります。夏の期間は沢山のお店が休みになっていたり、都市機能が中断されたり、海や保養地などでの渋滞や混雑がひどかったりするそうですが、「しかたない、だってバカンスだもの(=「C’est les vacances.」)」の一言でなにがあっても済まされてしまします。

    バカンス過ごし上手なフランス人。彼らにとってバカンスとは、バカンスを通して、自分の国の季節、自然、文化、歴史を存分に楽しむ。子供の頃からそうして過ごす機会が多いほど、自分の国を愛する気持ちが育まれていく。そんな考え方もフランス人にはあるのかもしれません。

    さて、皆様はどんな夏休みを過ごしましたか??

    ※ちなみに写真は、私が去年のバカンスで行ったボルドー近郊のピラ砂漠です。

    サービススタッフ 萩原 瑛世

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