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  • 2013.10.23

    Le Prix de l’Arc de Triomphe~凱旋門賞~

    凱旋門賞

    フランスの10月は本当にイベントが盛りだくさん。

    10月の第一日曜日にはパリのロンシャン競馬場でLe Prix de l’Arc de Triompheが開催されました。日本でももちろん有名なフランスのG1レース凱旋門賞は、3本の指に入る由緒正しい歴史を持ったレースで、その年のヨーロッパ各地の活躍馬が一堂に会する競走馬のヨーロッパチャンピオン決定戦です。今年は去年に引き続いての挑戦オルフェーヴルと初参戦のキズナ、日本の競争馬2頭が出場するとあってパリでもずいぶん盛り上がっていたそうです。

    競馬自体にはあまり興味のない私も、このレースだけは実は行ってみたいと思っていたイベントの一つでした。ただし、私が観たかったのはレースではなく、その競馬場とレースに来る人々。

    パリの西・ブーローニュの森にあるロンシャン競馬場は、「世界で一番美しい競馬場」と呼ばれており、広大な森の中に佇む競馬場はなんとも言えない趣がありそう。

    そして見逃してはいけないのはレースを観戦に来る人々。もちろん普通の格好の人もいますが、ドレスアップをして競馬を観戦する優雅で華やかな紳士淑女たちがいるのです。その昔、フランスを含むヨーロッパでは競馬は貴族の遊びでした。その歴史の流れを汲んでということなのか、シャンパンを片手にオッズを確認するマダムや、葉巻をくわえてレースを見守るムシュー、なんて姿がそこかしこで見ることができるそうです。競馬場は一種の社交場であった、ということなのでしょうね。

    凱旋門賞はとても粋なシステムがあります。それは、「帽子を着用した女性は入場料無料」というシステム。ヨーロッパの服飾文化において、帽子は自らのファッションセンスを表現するとても重要なアイテムのようで、それを汲んでのシステムなようです。この日のために帽子をあつらえるマダムもいらっしゃるとか。オシャレをして競馬、はもうこれで一つの立派なイベントだと思います。

     

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    内馬場ゴール前には特設のテント村が建てられており、そこは特別席になっています。

    きちんとテーブルセッティングがされており、しっかりとコースランチをいただくことができるんだそうです。

    そこで料理を楽しみつつ、レースが始まるとゴール前、約30メートル位のところで柵にもたれて観戦。なんとも贅沢な席ですね。

     

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    パリの友人の話によると、凱旋門賞は御良家の子女たちの「お見合い」の場にもなっているそうで、「社交の場」と言った雰囲気に今でもなっているそうです。また各デザイナーも、この日の来賓者に衣装を提供する事でパブリシティーにするという映画で言う「カンヌ映画祭」のような位置付けも凱旋門賞にはあるそうです。

    このように、イベント一つを取ってもある意味「別世界」を垣間見ることのできるフランス。日本でもこんな競馬イベントが開催されたとしたら、今よりももっと女性が集まるかもしれませんし、これまでとは違った社交場になりえるかもしれません。

    秋も本番を迎え、私自身もフランスのイベントのことをご紹介することが楽しくなってきた今日この頃です。

    皆様は、「これは!」というくらいのイベントをご存知でしょうか。我こそはという方、是非レクチャーしにパフュームにもお越しくださいませ。

    サービススタッフ 萩原 瑛世

     

     

     

     

     

  • 2013.10.5

    ワインリスト

    私は今までに数多くのサービス業(飲食関係)を約30年余り経験してきましたが、そのジャンルは面白い事にアルバイトを含めると・・・居酒屋に始まり喫茶店・ホテルの配膳・企業のゲストハウスでは洋風懐石/和風懐石/バンケット・鮨ダイニング?・・・
    そして、本格スペイン・本格フレンチ・本格イタリアンと多種多様の飲食店を渡り歩き習得するものが沢山でき、その間にワインスチュワードのタイトルを取得し約17年間ワインを扱う仕事が中心でした。
    ~今回のブログの主題は【ワインリスト】~
    とある店のワインリストの一部について4パターンを記します。

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    上記の店舗は素晴らしいワインが揃っていますが、お客様にとっては大変難しいリストでソムリエが説明しお客様に納得して頂くスタイルで造り手、品種、味わい、料理との組み合わせの説明が必須でソムリエ任せになる可能性がある。

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    上記の店舗もお客様にとって分かりづらいリストですが品種が記してあるのでお客様にはアドバイスがしやすい。

    しかしソムリエが沢山必要な店舗ですね。

     

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    上記の店舗はお客様にとって目で楽しめる飽きないユニークなリストですね。

    エチケット写真、地図、品種、販売価格等が明確に分かりやすく記されておりイメージしやすいリストですね。

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    この店舗も少し分かりづらいリストではあるが価格帯が大変良心的な品揃えなんで良いとしよう。

    実は当店です!!(笑)・・・もう少しアイテム数を増やしたいのですが・・・

     

    上記以外にも良し悪しではありますが、ワインの特徴のコメントが記してあったり、タブレットを使用し沢山の情報が詰まったリストであったり様々ですが、やはりお客様とコミュニケーションをしてワインをアドバイスし決めていただけたら理想ですね。

     

    ワインスチュワード  高木 康彦


  • Fête de la gastronomie(フェット・ド・ラ・ガストロノミー)

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    10月になり、日もだんだん短くなってきました。いよいよ、「食欲の秋」本番です。

    フランスでは、2010年に高級フランス料理がユネスコの無形文化遺産に登録されたのをきっかけに2011年から「美食の祭典」が開催されるようになりました。

    まだ催しとしては新しい催しですが、今年の2013年から規模が大幅に拡大され、フランス全土で3日間開催されました。(昨年までは1日のみ)

    3日間とも異なるテーマで開催され、

    ・1日目:学食や社員食堂で仲間と和気あいあいと食卓を囲む日。各企業でグルメ関連イベントが開催されました。

    ・2日目:食に携わる職人や生産者との交流や料理教室を通じて地元の産品に親しむ日。各地で大規模な料理教室イベントが開催されていました。

    ・3日目:大衆向けのパーティーやピクニックで楽しい癒しの時を分かち合う日。スポーツ大会やアトラクション、様々なイベントが開催されていました。

    各地域によって、もちろん内容は異なりますが、1日開催が3日間開催になっているところを見ると、例年よりもかなりの盛り上がりを見せたのではないでしょうか。

    今年のイベントでなかなかなものは、

    ・カルカッソンヌの巨大カスレ作り

    ・アヴィニョンでの400人規模での屋外食事会

    ・ル・マンでの24時間レースをもじったル・マン24時間食事会とジャズ

    の3つ。いずれも、食事とはみんなでテーブルを囲んで楽しい時間を過ごすものであるという原点に立ち返らせてくれるものだなと感じました。

    その他にも誰でも参加できる料理大会があったり、ワインやチーズのセミナーがあったり、普段はお店の奥で閉ざされている工房を一般公開し、スタッフの説明付きで見学できたりとかなりバラエティに富んでいたと思います。

    以前、「フェット・ド・ラ・ミュージック」をご紹介させていただきましたが、これはその食べ物版。いずれも、「外に出て、みんなで楽しもう!」という国を挙げてのイベントなのです。

    特にこのイベントはフランス人が最も大切にしていると言っても過言ではない「食事」に関するイベント。もともと人間の営みに欠かせない食事は、その国を理解するために最適のツールですが、何よりも「みんなで食事を楽しもう!というフランス人の国民性を知ることのできるイベントだと思います。

    暑さもすっかり治まり、すっかり過ごしやすくなってきました。皆様も是非お休みには「外に出て、みんなで食事を楽しむ」フランス人にあやかってみてください。

    そんな皆様を、パフュームでもお待ちいたしております。

    サービススタッフ 萩原 瑛世

  • 2013.10.1

    La saison de Vendange~ヴァンダンジュの季節~

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    早いもので9月も終わり、今年もあと3か月。暑かったり寒かったりした気候も安定し、秋らしい過ごしやすさがやってきました。

    フランスではブドウの収穫【Vendange】の季節が到来。例年より2週間ほど遅れているとのことですが、今年もブドウは無事に収穫されている模様です。

    「Vendangeしてきた!」というと、フランス人は皆口をそろえて「背中は大丈夫?」「背中痛いでしょ?」「背中やばいでしょ?」背中背中・・・・・。

    たしかに、私が体験させてもらった時も、その後4日間何もしたくないほどの筋肉痛に見舞われました。たった2日間だったのに!!通常は2週間から1か月位のアルバイトです。今年は収穫が遅れたため、学生のバカンスと若干ずれてしまっていますが、食住保障されてお給料もでるこのアルバイトは学生の人気アルバイトの一つです。

    ただし、労働はかなり過酷です。例に挙げると、

    7時くらいからチラホラ集まる。
    7時半 畑へ出発。
    9時 畑で朝食。(15分くらい)
    12時 ワイン蔵に戻り皆で昼食。
    13時半 畑へ出発。
    17時 終了。

    終了時刻の17時はまだまだ明るい時間だけれど、もはやぐったり。

    多少の雨ならもちろん作業は続行。とにかくひたすらブドウをチョキチョキ切り、手元のバケツに入れていきます。写真のように、ブドウの畑というものは自分の身長よりも低いところに実がなっているので、屈んで収穫をします。それが一日続けば、もう腰も背中も痛いのは当たり前。更にこの切る係ではなく、めでたく籠係になった人は、切る係がひたすら収穫したブドウを背負った籠にひたすら集め、最後にトラックの荷台にドバっと出します。

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    ちなみに、この籠は重いときには60キロくらいの重さになるようです。

    おまけにこれを何往復もすると大変な重労働。この時ばかりは、絶対に籠係にあたりはしない女性に生まれて本当に良かったと思ってしまったものです。

    畑で食べる朝食も、蔵で食べる昼食も夕食も全部おいしいし、ワインはほぼ飲み放題みたいなものだし、なによりこれからワインになるブドウを収穫しながら、休憩時間にはそのブドウで去年作ったであろうワインがふるまわれる。これはなかなか感慨深いものがありました。

    収穫は通常10月上旬まで続き、各地のワイン村では楽しい収穫祭が行われます。

    パリでも9月になるとワインショップはすっかり秋に衣替え。試飲のイベントも数多く行われています。

    今年のブドウの出来はどうかな?去年自分が収穫したブドウのワインの出来はどうなったのかな?普段とちょっと視点を変えてワインのことを考えてみるのもなかなか楽しいものだと思います。

    今月のパフュームはワイン会を開催。普段とちょっと違うアプローチでワインを味わえる【ワイン&テーブルマナー教室】となっています。詳細は下記のリンクをご参照ください。

    http://cooking.gnavi.co.jp/detail/gd4t000/006504_gd4t000.html

    ご予約はメールかお電話で。

    ご予約お待ちしております!

    サービススタッフ 萩原 瑛世

     

     

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